経済エリート
経済やビジネスの分野で十分な教育と経験を積んだ人々は、経済エリートに属する。ブランド大学やいわゆる「名門校」では、卒業生達が巨大企業に幹部候補のビジネスマンとして採用されるが、これは特定の大学が商工業と強い結び付きがあるためであり、「財界エリート」輩出の基盤となっている。また、理学工学の分野でも、一部の教授や研究室が特定分野で大きな影響力を持っているといったように、エリート志向の傾向が見られる。日本では、明治期の専門経営者百数十人のうち、特に財閥系では東京帝国大学と慶應義塾大学が多く、次ぐ高等商業学校を合わせた3校でほとんどを占め、待遇面でも優遇されていた。戦後はGHQによる財閥解体などで、寡占状態はほぼ無くなっている。
関連項目: 受験 家庭教師