ローマ数字の使用
現在、ローマ数字は「エリザベスII世」などのように順序や番号などを表すのに使うことが多い。イギリス・BBCは番組の製作年を表すのにローマ数字を使っている。文書の脚注の番号にも使われる。英語圏では、章内の節の番号を小文字を使って表し、例えばiiiは3節を示す。イギリスの大学では学年を表すのにもローマ数字を使用する。1980年代頃までは映画の著作権表示(©)にローマ数字が使われることが多かった。たとえば、1983年に発売されたタイトーの業務用ゲーム『ELEVATOR ACTION-エレベーターアクション-』の著作権表記は"© TAITO CORP. MCMLXXXIII"と記載している。
音楽理論では、ローマ数字を音階の中での音の位置を表すのに用いる。もっともよく用いられるのは和音の調の中での位置を表すときである。大文字と小文字は意図的に使い分けられることがほとんどであるが、時と場合によって使い分け方は様々である。大文字の場合、横線(セリフ)で縦線をつなげる。また、Vは上部を横線でつなげる。ちょうど▽のようである。小文字の場合、横線は用いない。またiの点を打たないのが普通である。
関連項目: 受験 家庭教師