駿台学力テスト
駿台学力テスト(すんだいがくりょくてすと)とは、駿台予備学校の系列に当たる駿台フロンティアJr.(駿台教育文化センター)が実施する、中学1年・中学2年の生徒を対象とした全国規模の模擬試験である。中学3年になると、高校受験公開模試と改称される。
駿台学力テストは年4回実施され、その都度、偏差値が出る。全体的な問題の質は高く、一般の中学生にとってはかなりの難度を誇る。[要出典]しかし、それゆえに受験者の質も良いため、平均点は各教科100点満点中30~60点程度である。そのため、満点であればその教科の偏差値が100以上になる場合もある。そして、成績上位の生徒は「成績上位者名簿」に名前が記載されるが、これに名前を載せないよう申請することも出来る。その場合、名簿の自分が入るであろうところは空欄になる。偏差値70で日本最難関と謳われる灘高校受験者のレベルで、2008年度では合格ラインが偏差値70以上の高校は前述の灘高校と筑波大学附属駒場高等学校の2校のみであった。また慶應義塾高等学校・早稲田大学高等学院などの合格ラインでも、偏差値65程度となることなどからも、全国の模擬試験では最難関と言っても過言ではない。東京大学に複数の合格者を送り込むような進学校でも、この模試における合格ライン偏差値が50以下とされる学校は珍しくない。
また、成績が返却される際には、得点・偏差値だけでなく、過去の自分の成績や通算での平均偏差値、全国での自分の順位や、県内の順位、自分の性別内での順位など、様々なデータが掲載されている。そして、大学受験向けの駿台模試では受験者のレベルに応じて合格ラインの偏差値が変わる場合があるが、駿台学力テストでは一年間合格ラインの偏差値は変わらないため、受験者のレベルによって合格判定が大きく変わる場合がある。
関連項目: 受験 家庭教師