香港の教育

香港の学年は9月に開始され、7月までの１年とする。2学期制として、第1学期（香港では「上学期」と呼ぶ）は9月から1月まで、第2学期（「下学期」と呼ぶ）は2月から7月までとなっている。

現在の教育制度はイギリス植民地時代からの方式を取り入れており、小学校6年と中学前期課程3年を含む義務教育が合計9年、その後の中学後期課程（高校に相当）2年、大学予科2年、大学3年となっている。

新教育制度は、義務教育の9年はそのままで、中学後期課程を3年、大学を4年とする「六三三四制」と呼ばれるもの。それは2009年度から実施され、2012年9月から最初の「四年制大学」の入学者が誕生する。2008年度の中学3年生がこの学年に相当する。

大学入試は中国語、英語、数学、一般教養の基本4科目と、選択科目1～2科目で実施される予定。選択科目を要求しないとしている大学もあるが、受験するのが文系であっても数学は必須という。

2009年度から「三三四学制」になるため、従来の予科課程へと進学するための試験「香港中學會考」と大学へと進学するための「香港高級程度會考」は、2011年度から予科課程がなくなるので、大学或いは専門学校などへ進学する者は「香港中學文憑考試」という試験を受けないと、うまく進学することができない。受けたとして一定したレベルに達していないと進路が厳しくなる。

義務教育は、初等教育と中等教育（小学校１年から６年、中学校１年から６／７年）の合計１２／１３年間である。

関連項目： 受験　家庭教師